氷見・網元の大広間、井桁造(いげたづくり)の梁が組む象徴的な空間に、富岡鉄斎の一幅「福如海(ふくはうみのごとし)」が静かに掲げられています。
“福は海の如し”—果てしなく広がり、すべてを包み込む海のように、人々の幸いもまた尽きることがない、という祝言。中国の吉祥句「福如東海(福は東海のごとし)」を、海の町・氷見にふさわしく端的にした表現とも受け取れます。
漁の安全と家運長久を祈る場で、この「福如海」が長く仰がれてきたのは自然なことかもしれません。濃墨のうねりと飛白の呼吸、終筆の勢いは、まさに“海”の力強さ。歴史と浪漫が交差する一枚です。詳細は下のQRコードより!